乾燥肌対策にプラセンタ

プラセンタに含まれる成長因子は乾燥肌対策に効果を発揮します。

プラセンタが乾燥肌に良い理由やプラセンタの摂取方法について確認していきましょう。

1.プラセンタが乾燥肌に良い理由

プラセンタは次の3つの理由から乾燥肌対策に効果的だと考えられています。

1-1.コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やす
プラセンタには体内で細胞の働きを活発化する数々の成長因子が含まれています。中でも繊維芽細胞増殖因子（FGF）はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量を増やすため、乾燥肌の改善に効果的です。

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が増加すると乾燥肌が改善されるのはこれらの成分が高い保湿力をもつためです。肌に十分な水分があると、みずみずしく、ハリや弾力のある肌を守れます。

1-2.ターンオーバーを正常化する
皮膚の細胞は約28日のサイクルで新しいものと入れ替わります。そして、この入れ替わりが「ターンオーバー」と呼ばれています。ターンオーバーが正常に行われていれば、皮膚の細胞は常にいきいきと働くため、乾燥肌になりにくいです。

しかし、ターンオーバーの周期はストレスや紫外線の影響、生活習慣の悪化などで乱れます。ターンオーバーの周期が長くなると、古い細胞が肌に残り、ターンオーバーの周期が短くなると、未熟な細胞が皮膚を作って肌を乾燥させてしまいます。

ターンオーバーの乱れによって肌が乾燥しているときはプラセンタに含まれる上皮細胞増殖因子（EGF）が効果的です。この成長因子は皮膚に存在する細胞の増殖を促して、働きを活発化させるので、ターンオーバーの正常化に効果を発揮します。

ターンオーバーが正常化されると皮膚にある細胞が活発的に働き、徐々に乾燥肌も改善されます。

1-3.ホルモンバランスを整える
女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は肌のツヤやハリを維持する作用を持っています。しかし、エストロゲンは加齢などの影響で分泌量が減少するため、年齢を重ねると肌が乾燥しやすいです。

プラセンタにはホルモンバランスを整える神経細胞増殖因子（NGF）も含まれています。プラセンタを摂取してホルモンバランスが整うと、エストロゲンの不足が緩和されて乾燥肌も予防できます。

2.プラセンタの摂取方法

乾燥肌対策にプラセンタを使う場合、主な摂取方法は次の3つです。

・サプリメント
・化粧品
・注射

この中で最も即効性があるのは医療機関で受けられる注射です。その一方で注射は持続期間が他と比べて短いので、長期的に乾燥肌対策をしたい人はサプリメントか化粧品を使うと良いでしょう。サプリメントでの摂取は肝機能障害など健康効果を期待でき、化粧品は手軽にプラセンタを試せることがメリットです。

3.まとめ

乾燥肌対策にプラセンタは効果的です。プラセンタが含まれたサプリメントや化粧品などを使って内側から肌の状態を整え、うるおいのある美肌を目指しましょう。